



試合|2008-03-25 07:00:00
土曜日の3連戦。
市井さんに3大会のオファーをしていました。
6日FutureStarはスケジュールがあいませんでしたが、ぽつぽつとあがってもらいたいなと思っています。
3試合のうち、ひとつは真琴とシングル、ひとつはさくらとのタッグと考えていて、もう1試合をどうしようと思っていました。
聖菜やりほとのシングルは、蹴り主体のスタイルから考えると厳しそうだし、しもうまは、松本さんとの対戦のほうをみたかったので、アイスリボンの選手では当たれる人がいません。
そこでおもいついたのが大家さん。大家さんもアイスリボンに参戦してほしいなと思っていたのですが、なかなかタイミングがあわずじまいでした。
今回はスケジュールも問題なく、カードもOKがでて、ほっ。
市井さんは男子とのシングルははじめてでした。
対戦自体もそうかと思ったら、ミックスドマッチでグラン浜田さんと試合したことがあるときき、なにかアイスリボンつながりっぽくてうれしくなりました。
男子と闘うのは、本当に体力を削られます。
攻めても、やられても、女子とやるのとは全然違います。チョップなんて、岩にしてるような感じ。体も固いというかなんでしょう、逆エビかけてもかけているほうがつらいです。
市井さんは体重も軽いので、大家さんと試合するのはそうとうしんどかったと思います。
いつものように気合いはいりまくりで入場して来た市井さん。大家さんも日の丸のハチマキをして気力じゅうぶん。
ゴングと同時に蹴って行く市井さん。「全っ然きかねーよ!」と、上から目線の大家さん。
ローミドルハイと続き、ヘッドバッド連打に額を真っ赤にしながらも「きかないね!」と大家さん。
このへんから(もしかすると最初から)客席がおかしなことに。なんだろう…みんなしあわせそうな顔をしています。
投げ技もかたくなにこらえる大家さん、相手のかけひきを全く無視してひたすら蹴りまくる市井さん。
そして。
ふたりして5分で息切れ。
これだけペースもなにも考えていなければ当然だよ!
はぁっ…はぁっ…はぁっ…。
ふたりの必死な形相。
緊迫した雰囲気。
なのに、にやにやする客席。
スーパースローな、丸め込みの応酬。まぼろしの3カウントだらけというか、体が気持ちについていっていないというか…。
ラスト何秒かで、大家さんがまさかの垂直落下ブレーンバスター!
アイスリボンでは、安易に危険な技を出せば出すほど恥ずかしいというか、レスラーとしての底が知れるというか、ひやっとすると同時に大家さんを憐れむ気持ちになりました。
しかも、押さえにいく体力が残っていなく肩をあげられる始末。さらには、大家さんははじめてこの技を使ったらしく、とっさにでてきた技なら、なお最悪の発想です。そこまでして勝ちにいったのに、押さえに行くということができないなんて…!もどかしすぎて笑えます。
大家さんは、やきもきさせる天才。
そんなこんなで、結果は引き分けでした。みんなにこやかにみてしまいましたが、死闘でした。そう、確かに死闘はそこにあったのです。
試合後、どうなるのかしらとわくわく。握手するかなしないかな…結末は、予想のはるか先をいきました。
さっきまで「女なにができるんだ!」みたいに偉ぶっていた大家さんが市井さんを称えだし、「ぜってーぶっ倒す」と言って、倒せなかった市井さんが大家さんに歩みよる…。
まわりの人すべてを置き去りに、肩を組んで、るんららーと笑顔で退場しました。
勝手に殴り合って、勝手に仲良くなって。わかりあってしまったのね。
ふたりが退場したあとの、ぽかーんとするしかない空気は…私も笑うしかありませんでした。
大家さんと市井さんは似ています。
本当に面白いです。
はやく寝ないといけないのに、夜中に思い出して書かずにはいられないほど不思議な試合でした。
私信・吉川さんへ
十分な睡眠が取れなかったため、朝練中止します。
12時にお願いします。
連携なにか考えてきてね。
腰が痛くないやつね。